キミとひとつになれたら
「……春井くん?」
「やっぱ河瀬じゃん。やっほ。偶然!」
振り向いたら、コンビニの袋を持った春井くんが立ってた。
私服だ。
当たり前だけど。
「俺はコンビニの帰り。小腹が空いちゃってさ。河瀬は?」
「私は……散歩を」
春井くんとこうして会話をするのは、実に久しぶり。
「河瀬と話すの、久々だな。せっかくだから、座ってゆっくり話そうよ」
彼は公園のベンチを指さした。
「え…でも」
「あ、時間…ない?」
「いえ……」
「だったらいいじゃん。ほら」
私の手を取って、ベンチの方へと歩き出した。