キミとひとつになれたら






「おいで、小春ちゃん」




お姫様抱っこされ、私はそのまま連れ去られた。






抵抗する気力も、今はなかった。



頭の中が酷く混乱してた。







彼から血の匂いがした。
兄の血の匂いだ……。











お姫様抱っこして連れて来られたのは、家の2階。


2階の奥を進み、突き当たりの部屋へ。





部屋を開けると、真ん中にさっきと同じようなベットが置いてあった。



私はそのベットの上に降ろされた。




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