キミとひとつになれたら
「弱い奴。つーか馬鹿だろ。弱いくせに、僕らの幸せを壊そうとするんだから」
「んああぁぁっ……!!」
背中に走る鋭い痛み。
今度は背中を刺された。
次は、足。
足を刺され、俺はその場に倒れ込んだ。
「いやあぁぁっ……!!翔くんっ……!?」
小春は泣き喚いた。
そんな小春に、俺は無理して笑った。
泣くな。
俺は…大丈夫だ……。
ふいに、ポケットからライターが落ちた。
四ノ宮がそれを手に取った。