キミとひとつになれたら





「弱い奴。つーか馬鹿だろ。弱いくせに、僕らの幸せを壊そうとするんだから」


「んああぁぁっ……!!」



背中に走る鋭い痛み。
今度は背中を刺された。



次は、足。




足を刺され、俺はその場に倒れ込んだ。





「いやあぁぁっ……!!翔くんっ……!?」




小春は泣き喚いた。


そんな小春に、俺は無理して笑った。




泣くな。
俺は…大丈夫だ……。





ふいに、ポケットからライターが落ちた。


四ノ宮がそれを手に取った。









< 391 / 420 >

この作品をシェア

pagetop