キミとひとつになれたら




手を繋いで歩いて、彼の家に到着。




「お邪魔します……」


「堅苦しくならないで。二階へどうぞ」



四ノ宮くんの部屋に案内され、とりあえずベットに座った。




「お茶、持ってくるね」


「うん…」




相変わらず、殺風景な部屋…。


まぁ、彼らしい部屋だけど。





部屋の中を見渡してると、ふと机の引き出しに何か挟まっていた。



何となく気になって、机の前へと歩み寄った。




「ビニール…?」


引き出しに挟まっていたのは、黒いビニール。




何だろう…と思いながらも、恐る恐る引き出しを開けてみた。





「これは…」



中に入っていたのは、黒いビニール袋に包まれている“何か”。




…これは、一体何……?




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