地味女は、伝説の美少女?!
「そっか・・・
わかってた。
俺が振られること」



「白・・・」



「でも、伝えたかっただけだから!!
陽芽っ。あいつんところ行けよ!」








ありがとう


声に出さない想いを目で打ったえた。





「白、バイバイ」



私は白に繋がれた手を離した。



「・・・・うん」



私は、雷のところへ向かった。



「雷!」



「陽芽・・・」



ぎゅ



「露悪に、戻ろう・・・
みんな、待ってくれてる」



「・・・うん」



雷、大好きだよ・・・



「思ってたんだけど、
なんで黒蝶に行ったんだ?」



「それは・・・・脅されてたの
露悪を潰すって・・・」



「そっか・・・
陽芽、がんばったな」




「・・・っ雷ぃ」



「よしよし」



頭をぽんぽんしてくれた。



「優しい雷って変〜」



「ひど・・・
何気に傷ついた」



「だって〜」



「ばぁか」



「ばかじゃないもん」



「こんなこと言ってる間に露悪に着いたぞ?」



「雷・・・」



露悪のみんなに嫌われてないかな?



裏切ったのに・・・






私は雷を服のスソをギュッと握る。




「大丈夫だ」



雷は何かを悟ったように言った。



「うん」
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