地味女は、伝説の美少女？！

「あれ、みんな顔……赤いよ？」



「「「/////////」」」



「男はみんな変態って言っただろ」



そう言ってニヤニヤ笑う雷。



へ？



どぅゆうこと？



みんなさっきより
赤くなってるし……？



コソ
「それより、陽芽は自分が黒姫ってこと言わなねぇの？」



と、雷が耳打ちした。



「言っても、大丈夫かな？
だったら言うけど……」



「言ってみろよ！
みんな、お前を信頼してんだし」



雷。


「わかった。
みんな聞いて！！」



「「「なんすか？」」」



私はポニーにした髪を下ろして
メガネを外した。




「今まで……黙っててごめんね。
私は黒姫です」



「「「！！！！」」」



ひ、かれちゃったかな？



「「すげぇ」」



「「てか、可愛い」」



「「彼女にしてぇー
雷さん羨ましすぎー」」



あれ！？



思ってた反応と違う？！！



「私が黒姫ってわかっても……
みんなのそばにいていいかな？」



「「いいっすよ。
陽奈さんなら」」



「「陽菜さんがいてくれなきゃ
困ります」」



「「こっちから頼みたいくらいです」」



露悪のみんなが私を見た。



「ふぇ……っん」



「泣くなよ……陽芽。」



「「「陽芽？」」」



あ……


「いいか？」



「うん」



みんなになら、ばれてもいい。



「こいつは一ノ瀬 陽芽って
名前なんだ」



「「「財閥の？」」」



「うん」



「「「すごいっすね！これから、
陽芽さんって呼びますね！」」」