お前はもう、俺のモノ。
んー、でもなんで辻村君はあたしを助けてくれたんだろ。
開き直ったあたしは、聞いてみることにした。
『ねぇ、なんであたしを助けてくれたの?』
あたしが突然聞いたからか、辻村君は少しビックリしていた。
『俺バスケ部なんだよね。
で、休憩中人一倍耳のいい俺が悲鳴に気づいて駆けつけたわけ。』
あ、だからか。
あれだけ叫んで来てくれたのは辻村君1人だけだったけど、あたしは嬉しくなった。
『あの......、助けてくれてありがとっ!』
辻村君は、そう言ったあたしの頭をポンポンなでてくれた。
気持ちいーな、とか思っていたら
『じゃあ俺部活に戻るから。
さっき彼女とか言ったの、気にしなくていいからな。じゃ。』
それだけ言って、辻村君は走っていった。