お前はもう、俺のモノ。
そう言うと、
『は~~、良かったぁ!キスとかされなかったよね!?』
『うん、ぜっんぜんされなかった!』
『っていうか辻村ってさ、1年の中でめっちゃ有名だよ?ゆうゆくらいに。
カッコいいの,王子だのなんのって、誰にでも優しいらしいし。』
ああ、そーいえばカッコ良かったよね、辻村君って。
っていうか、あたしって有名なの?
『彼女とかいるのかねぇ?』
彼女があたしに聞いてきたけど、あたしはなんにもわかりませんよ?
『そんなこと知らないよ。それよりさぁ......』
とまあこんなかんじだった。
それから、恋なんてしたことのなかったあたしは辻村君を目で追いかけるようになった。
だから、辻村君が毎朝花壇に水やりをしていることや、掃除を真面目にやっているところ......。
辻村君の笑い方、とかいろいろ見てきた。