お前はもう、俺のモノ。



辻村君......


辻村君、来てっ!


男の子があたしに触れる寸前であたしは声を上げた。



「辻村君っ!」



バカみたい。

言ったところで来てくれはしないのに。


それでもお願い。

来てください。

辻村君......。



「おいっ、なにやってんの?」



辻、村君?

辻村君が来てくれた?



「辻村君っ!」



あたしが小さく声を上げると、二コッとあたしの方を見て笑った。



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