ホンキの恋 【ヒミツの恋続編】
松嶋は何も言えない俺に畳み掛けるように続けて話してきた。





『こないだまでは、馬鹿みたいに残業しどおしで…

そうかと思えば、今度は仕事が残っててもそのままにしてさっさと帰って…

全部向こうの都合に合わせてるんじゃないの!?』











松嶋の言う事は半分当たってた。





裕美の誕生日を境に仕事に対する姿勢が変わったと気付かされた。





誕生日に誤解もわだかまりも、なくなって裕美とある意味本当の交際が始まったと思ってる。




その日から確かに仕事そっちのけで裕美と会うことばかり優先してた…




< 136 / 193 >

この作品をシェア

pagetop