ホンキの恋 【ヒミツの恋続編】
俺の言葉に体が硬直したようにまっすぐピンとなったのが見てわかる。





初めては思い出に残るような所でって約束した。




だけど、久しぶりに会えて料理までつくってくれて。



ただでさえ気持ち高ぶってるのに、


同じ空間で安全に寝るなんて、きっとムリだ。











落ちた鍵を拾い上げて、
玄関の方へと向いた。




「俺が我慢できそうにないってわかってくれる?

だから今日は帰ろうな。」









頑張ってそう言ったのに。










背中に暖かい感触がして。



俺の胸元に裕美の手が回ってる事に気づく。





後ろからしがみつくように抱きついてきたとわかって、今度は俺の体が硬直した。



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