under the happiness~二度と訪れない朝日を今~
「だって…そんな事、一言もなぃもん。」
言い訳の様に泣けば、更に強く抱き締めて来る。胸が痛い程に。
「言える訳ねぇだろ?!お前にとって重荷になるだろうし…」
いつもと少し違う、強い台詞。
“私と一緒の事を考えてるなんて”
言葉を失った。言葉が見当たらない。
そんな、私の首筋にキスをしてから…スッポリと納める。
「お前の好きな所はな、そのどぅしよぅもなく頼りない所だ。俺が守ってやらないと、スグに潰れるって所だ。後、俺にベタ惚れな所も…な。」
言い終わる頃には、私はまた声を上げて泣いていた。初めて実感した貴方の愛情。少し、信じてみたく思えた。