under the happiness~二度と訪れない朝日を今~
「私は、先生の全部が好き!声も仕草も…顔も性格も…自信たっぷりな所も…先生ってぃう存在自体が、すき。大好きなの!!」
泣きながら、言った私は、本当に餓鬼だ。
結局…“全部”としか言えない。そぅ、頼りない奴なんだ。
一人では何も出来なぃし、何も知らない。
そんな、私に貴方は少し微笑してから、吐いた。
「知ってる。」
本当に、貴方には敵わない。一枚も二枚も上手だ。
涙をすすり上げて、喜ぶ私に、貴方は、何処までも優しく穏やかな低い声で、愛の台詞を呟く。窓の外の様な、暖かい言葉を。
「お前が、離してって言っても、逃してゃんねぇから。俺しか見えねぇょうにしてゃっから。」
その自信に満ちた台詞を浴びながら、いつでも噛み締めていた。
