いつまでも
「ところで先輩はどうして駅に? 電車にでも乗るんですか?」


私がそう尋ねた途端、先輩は急に決まりの悪い顔になった。


「いや、電車には乗らないよ」


「はあ」


私が不審な顔でもしていたのだろう。
彼は困ったように笑った。


「駅の隣に雑貨店があるだろ? そこに用事があってね」


その雑貨店は駅と繋がっており、3階建てになっている。
1階には美容品やアクセサリー、2階には生活雑貨、3階にはバラエティ雑貨が売られている。

私達がそこに行く時は、たいてい誰かへのプレゼントを買うためである。


「あっ分かりました! 誰かの誕生日とかですか?」


「あーと、誕生日というかなんというか、うーんと」


そして彼が次に歯切れ悪く言った言葉は、私に大きな衝撃を与えることになった。


「1ヶ月記念日なんだ、明日」
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