いつまでも
駅に到着し、構内のカフェに入った。
愛理と駅に来る時はたいていここだ。

私は紅茶、愛理はカルピスを注文し、いつものようにたわいもない会話をする。


そして飲み物が来たタイミングで、私はある話題を切り出した。


「あのね、最近私おかしいの...」


「ええ?! りっちゃんどうした?!」


私はここ最近のことを彼女に話す。

図書室で8組男子に出会ったこと。
見かけるたびに胸が高鳴ること。

それから、彼のことをすごく知りたい、と思うことを。


自分の中の気の迷いだと思って、誰にも言わないでいた。
先輩のことが好きだったから。


でも今回愛理に話したのは、無理やりでも先輩のことを忘れたかったから。

少しでも違う人のことを話題にすれば、その間だけでもあの人のことを忘れられる。
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