いつまでも
「同じ部活の子に、8組の子いるから明日聞いてみるかな。図書委員、って言えばわかるでしょう」


「え、ちょっと待ってよ!」


「どうしたの、りっちゃん?」


目の前の彼女は人の悪い顔をしている。
こういう時の愛理は意地悪だ。


「そんな、私が彼のことを気になってるってこともろばれじゃん!」


「大丈夫大丈夫! その子、部内で一番仲良いし、信用できる子だから!」


「そういう問題じゃなくて...」


こんな、まだ不確定でよく分からない気持ちを誰かに知られるなんて。


それに、やっぱり先輩が...


「でもさ、りっちゃん」


私が不満そうな顔をしていたのだろう。

愛理は、とっておきの秘密をこっそり教えるかのように囁いた。


「彼のこと知りたいっていう、その願い、叶っちゃうかもよ?」
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