流星×零姫―黒龍の寵愛姫―
私は二階の方を見た、当麻と目があって来るように手招きしてきた。
「カルピスありがとう。
本当に、美味しかったわ。」
私はそれだけ、言って再び二階に向かった。
二階にはいつものように、明るい雰囲気が流れていた。
今さっきの重たい雰囲気が嘘のようだった。
「今さっきの話気にならないのか?」
翔が私に聞いてきた。
翔が私に話しかけるなんて、黒龍に入ったときぶりだわね。
「気にならない。
興味がないもの。」
気にならないといえば嘘になるけれど、私に関わってもらって欲しくないんでしょう。
なら、聞かないわよ・・・