コトバ

君がくれたコトバゎ

なぜか暖かくて

冷たかった。









寂しかった。




織田一希(15)
の私の家は母子家庭。
 

いつも、母の帰りを

寂しくて冷たい家で待っていた。






中学3年の冬



いつものメンバーで

いつもの用に遊んでいた私。




その日は、すごく寒く

予想もしなかった私の格好は

ショーパンに長袖のTシャツを重ね着した

薄すぎな服装。





「今日まぢ寒くない?」

小学校から一緒の瑠依が

白い息を口から出しながら

震えていた。





「それ!まぢさむいんだけど!」

結愛が瑠依に

抱きつきながら言っていた。



「それな。」

ガダガタと震えながら

私は、タバコに火を付け出した。




3人で丸くなって

温めあっていると、








ーブォーンブォーンー




「単車?」


元彼が単車のりだった

結愛はすかさず

単車の音に気づく。








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