眼鏡男子に恋しちゃった♡ 完
「あやめーーかわいい!」
いつもの恒例抱きつくの会。
メンバー、私のみ。
「わっ・・。」
「ヤバーーイ!妹大歓迎だわーー!!」
あんな弟要らんよ~~。
「可愛い弟いるくせに」
沙月ちゃん、目が悪いんじゃない?
「どこが可愛いのか私にはわからんよ~~」
「実さんいるくせに」
「…実さん?」
兄貴に食い付いたのは宮藤君。
「実?あ、あの前に会っためちゃくちゃイケメンの人!?」
「そうそう」
快斗と沙月ちゃん兄貴といつ会ったんだよ~。
快斗の言葉で宮藤君の顔がさらに歪む。
「歩雨ちゃん、兄弟いたんですか?」
「あ、いってなかったっけ?私の兄貴が如月実(キサラギミノル)。○□大学の2年生だよ」
兄貴は独り暮らしだからほとんど家に帰って来ないけどね。
「後は、馬鹿流羽夜ね。中3ね」
いや、ウザイもかな!
馬鹿ウザイ流羽夜かな!
「歩雨より馬鹿じゃないでしょ」
……ないないない。