※俺様甘々ご主人様にご注意下さい。




「誰だった?」



さくらが不安そうに私の服の裾を掴んだ。



「お父さんのお友達。

明日はこの人の家に行くよ?」



「分かった……」



「大丈夫。絶対にいい人だから。」




さくらは素直にコクリと頷いた。




施設に断りの電話を入れ、

私たちは抱き合って眠った。




さくらは布団の中でまた泣いていた。





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