桜舞う季節に ー君が教えてくれたことー




「涼………」




涼に買ってもらった

星のキーホルダーを握りしめて、



呟く。





私の声は、暗い部屋の中に


消えていった。






もう一度、涼に会いたい。



涼の笑顔が見たい。



涼と手を繋ぎたい。



あの温もりを……、感じたい。






 
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