【長】野球ボール
「わざわざごめんな」


戻って来たあたしに、優しい言葉をかけてくれるキャプテン。


些細な気遣いがすごくうれしい。


「いえ、これぐらい全然いいですよ♪」


そして、いつもより丁寧にアイシングを肩に巻く。


大事な大事な肩だからねっ。




「今日どうだった?スコア書けた?」


「えっ、あ…実はー…」


つい口ごもってしまった。


「その反応はやっぱ書けなかった?頭では分かってても、試合って展開早いからなー」


「えっと、ちょっと違くて…」


「え?何?」


目を丸くするキャプテン。
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