【長】野球ボール
「ソウソウ!?」


「爽!!」


「そんなに名前呼んでくれなくても、自分の名前ぐらい覚えてるぞ?」


「いや、そういうことじゃなくて…」


「で?俺に何か報告は?」


ソウソウが腰に手をあてて、あたし達を交互に見比べる。




「……俺ら付き合うことになりました!!」


一輝がそう言ったから、あたしは隣で頷いた。


「よし。報告ご苦労!!」


「え?それだけ?」


「当たり前だ!!ラブラブに付き合わされてたまるか!!もう励ちゃんに遊んでもらうしっ」


ソウソウは大声で、励ちゃーん!!って叫びながら歩いて行った。


「何だあれ?」


笑いながら首を傾げる一輝。


「でもいつものソウソウだね♪」
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