花の名は、ダリア


夜になると偵察。
そして、聞き込み。

そんな数日を、ソージは過ごしていた。

ソージとダリアだけならドコへだってノープランで突入できるのだが、今回は勝手が違う。

同行者と救出対象。
ヨシュアとデボラがいるのだ。

まずは穏便にデボラに接触、合流。
そして安全を確保しつつ、二人を撤退させる必要がある。

となると、デボラの所在確認は必須ってワケ。

全く…
余計な手間かけさせやがる。

余計な手間と言えば、コレもだ。

強くなりたいヨシュアの相手。

昼間、洞窟内で眠っている時でも、平気で襲いかかってきやがる。

なんなの?あのコ。
遠慮とか、ないの?
他人の迷惑考えないの?

そんなだから便所飯するハメになンだよ、クソガキ!

まぁ寝ながらでも、テキトーにあしらってンだケドね。
余裕でボコってンだケドね。

そんなソージでも、本気でヨシュアの相手をすることもある。

てか、今がまさにそう。


「死ねェェェェェ!!」


「来いやァァァァァ。
返り討ちにしてやらぁぁぁぁぁ!!」


洞窟の奥の、一番長い抜け道を出た場所にある湖の前で、ソージとヨシュアは火花を散らして対峙していた。

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