小鳥沢2丁目物語



部屋に着くとあかりちゃんは敷いてある布団にダイブした。




「布団ふっかふかーーー!」




「そうだねぇ、このまま寝ちゃいそう」



「あ、まって!寝る前にさっきの続き聞いて」




「続き?続きがあるの?」




「続きというか...ねぇ」




あかりちゃんはなんとなく恥ずかしいような、困ったような顔でわたしのことを見つめてくる。





お風呂上がりだからか、恋話だからか、顔がまっかっか。







「実は...」









「...っ、はあ?!先輩とデート?!」





「し、しーっ!声が大きい!」




「ご、ごめん」










わたしの叫びの通り、あかりちゃんは先輩とデートする約束をしているらしい。




「相手の先輩は吹奏楽部の人で〜...、あ、もちろんあたしからは誘ってないよ?」





「う、うん」




吹奏楽部で先輩って言ったらあの人しかいないな、かめたに先輩。





「あかりちゃんはその先輩のことどう思ってるの?」




「...いい人だし、なんか可愛いよ」




あかりちゃんとさとるくん以外の人の話をするのはほぼ初めてだったから、なんか新鮮だった。











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