恋愛喫茶~大人の恋の在り方~
「私は…そう言う意味じゃあ…」
そう言いかけた時
「太一に言われたよ…大人や子供にこだわってる場合じゃ無いって。確かにそうだ…俺は、君に我慢や不安ばかりさせている」
「瀬良さ…ん」
オーナーは、私をギュッと抱き締めてくれた。
「もう…我慢は、やめるよ!
俺は、君が好きだ」
「義姉さんより…今は、君が居ないと嫌なんだ!!
もう後悔をしたく無い…ずっと俺のそばに居て欲しい」
その言葉に涙が溢れてくる。
オーナーに迷惑をかけたく無いと思っていた。
自分も辛くて…逃げ出したくなるぐらい悲しくて…
でも、オーナーは…私を選んでくれた。
ギュッと自分もオーナーを抱き締め返す。
そうしたら周りから拍手が巻き起こる。
ハッと気づくと周りは、人だらけ
チラッと見ると里緒にニヤニヤしながら見ていた。
(そう言えば…ココお店の中だったわ)
オーナーを見ると恥ずかしそうに真っ赤になっている。
「フフッ…」