犬男子、拾っちゃいました。
「……ねぇ、小雨」
ティーカップを洗っていたライウが、突然あたしに話しかけてきた。なんだろうと、あたしはケータイをいじる手を止めて、ライウの方を向いた。
「何?」
「小雨の両親は?」
ドキン―――……。
と、心臓が音をたてたのがわかった。
ティーカップを洗っていたライウが、突然あたしに話しかけてきた。なんだろうと、あたしはケータイをいじる手を止めて、ライウの方を向いた。
「何?」
「小雨の両親は?」
ドキン―――……。
と、心臓が音をたてたのがわかった。