続・幼なじみは、俺様KING!? -side王河-【完】
今目の前で、唇を噛み締めながら、伏し目がちにうつむくカズは、今にも泣き出しそうな子供みたいで。


俺はつい、歩み寄って……カズの頭をわしゃわしゃっと撫でてしまった。


「んなこと、言うなよ」


「なっ……んだよ、王河」


びっくりしたように、のけぞるカズ。


そんなカズの隣で壁にもたれて、俺はカズを見ることなく言葉を発した。


「“さみしいこと言うな”っつってんの」


「……え?」
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