続・幼なじみは、俺様KING!? -side王河-【完】
落としていた視線を通りに向けた。


その瞬間……。


「あ、乃愛」


俺の目は、男に声をかけられて振り返る乃愛の姿をとらえた。


「乃愛っ」


弾かれたように、走り出す俺。


……ったく。


ホント、わかりやすいよな。


乃愛のことになると、周りが見えなくなるのは、昔から。


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