続・幼なじみは、俺様KING!? -side王河-【完】
それで、何度、ケンカをしたことか。


今だって。


必要とあらば、ケンカも辞さない。


「あの、すみません。
この子、俺の彼女なんで。
気安く触らないでもらえます?」


鼻息荒く、乃愛の腕をつかんで、背中に隠す。


……と、俺の剣幕に驚いたらしい男は、苦笑いをしながら、すぐに去っていった。


よかった。


ホッとして息を吐き出す。
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