続・幼なじみは、俺様KING!? -side王河-【完】
「……あ。
夏帆?
あたし、乃愛。
ね、花火どうしたの?
来ないの?
具合でも悪いの?
え?
なに?
面倒くさくなった!?
えっ?
だから、王河に、話を振った。
……って、夏帆!?」


そう言ったっきり固まる乃愛。


“面倒くさくなった”って……。


アイツ、他に言い方あるだろ。


苦笑する俺。


乃愛は捨てられた子犬のように悲しい瞳をして、俺を見あげた。
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