続・幼なじみは、俺様KING!? -side王河-【完】
幸い、休憩時間は、まだたっぷりとある。


「王河、どれがいい?」


律儀にそんなことを聞いたカズに、


「ん、コレ」


と、俺は答えながら指をさした。


そのボタンを押して、ケータイをかざすカズ。


ガコンという音とともに出てきたコーヒーを俺に手渡す。


「サンキュ」


今度は素直に受け取り、カズが飲み物を口にするのを見届ける。



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