叶わない恋だから


「なにしてんの?」

そう言われ、びっくりする私にたいして先輩は続ける。

「裕也と仲良いんだな」

「え?あ、学級委員だったし!」

ニコニコしながら言う私に先輩は複雑な顔をした。

「だな。てか帰んぞ」
そういい、私の手をひっぱる。

迎えに来たこと、なんにも言わないんだ…。


少し、悲しくなった私は静かに先輩の後を着いて行った。
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