恋人は高校生組長
ワタルの迷いはわかる。

でも、私は決めたんだ。



「私はこの町が好きよ」

「はい」

「だから、本当の意味での平和を望んでる」

「……本当の意味での平和、ですか」



そうよ、と私はうなずく。




「もう少ししたら、ほかの3つの組とも話し合うわ」

「わかりました」



そして、いつか……
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