恋人は高校生組長
いつでもいいからさ、と言って、また瑠理香を強く抱く。



「答え、聞かせてくれよ」

「……ねぇ、幸祐?」




笑いをこらえたような声で、瑠理香が俺の名を呼んだ。





「ん?」

「もう答えはとっくに決まってるよ」





瑠理香は、俺の耳元でこうささやいた。





「私もずっと幸祐のそばにいたい」
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