手の届かないキミと
「じゃあ、クラスのみんな参加するみたいだし?一応僕がまとめ役やるよ。」
そう言って立ち上がったのは、私たちのクラスの学級委員長の村山くん。
これはなんか、本格的だなって思ったときには、時すでに遅しといったところ。
村山くんが出てきたってことはクラスのみんなの参加があるってことだ。
わたしも、さんか……?
……そうゆうことだ。
私のクラスはみんな仲良しだし、
いくらいてもいなくてもいいような存在の私だって、…行かないのはなんだか気が引けてしまう。
私から、壁をつくっているみたいになっちゃうもん。
私は、人付き合いが苦手なだけで、仲良くしたくないわけじゃない。
むしろ、みんなと仲良くなりたい…。