恋のカルテ
翌朝。
私は目覚ましが鳴るより早く、ベッドから抜け出した圭人に気付いて目を覚ました。
「……圭人。今何時?」
「五時半だよ。ごめん、起こしちゃったか」
重い瞼を持ち上げると、ベッドの端に腰かけた圭人はこちらを振り返り申し訳なさそうな表情を浮かべている。
「ううん、いいの。圭人、仕事に行くんでしょう?」
「そう。今日は早めに行こうと思ってさ」
「なら私も起きる。朝ごはんは?」
「食べるよ」
「じゃあ、作るね」