恋のカルテ


「加恋。じゃあ、行ってくる」

「気を付けてね、圭人。今日はちゃんと早く帰るから、夕ご飯作って待ってるね」

「分かった。僕もできるだけ早く帰るようにするよ」

「うん、いってらっしゃい」

翌朝。玄関先で圭人を見送った私は身支度を整えて病院へと向かう。

今日でオリエンテーションも三日目。

毎日があっという間に過ぎていく。

その日の昼休み、約束のAランチを頬張る私に森くんは嬉しそうに言った。

「大津くんがさ、今夜みんなで飲みに行こうって」

大津というのは同期の中で一番年が上で、入職三日目にしてみんなのまとめ役となっている。

そんな彼が、同期同士の結束を強めるため、今夜飲み会をしようといいだしたようだ。



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