【完】 Squall ~いくつもの恋をして~
仕事が始まり
企画が進行しているので慌ただしい動きだ。
「浅木、連絡とれたか」
「今とれました。土曜です」
「俺、行きますよ」
「宮川頼めるか」
「はい」
「計算は誰がやってる」
バタバタとみんなが走り回る。
おろしている髪が邪魔になってきた。
引き出しの中からバレッタをとりだし簡単に髪をまとめて留めた。
「浅木さんもう顔全開で可愛い」
「お地蔵さんみたい?」
「何でよ。あははは」
資料を分類わけしながら小林さんと笑いあう。
忙しいほど笑顔だと課長に言われたからだ。
私には笑顔をくれなくなったことがちょっと悔しい。