【完】 Squall  ~いくつもの恋をして~



「応援するのも見守るのも無理だった」


モスコミュールを持つ手が小さく震えてしまう。


緊張しすぎだろうって思うほど緊張している。


だけど課長は余裕な態度で


私の手からグラスを取るとカウンターの上へ置き


空になった私の手は課長の長い指が絡められた。



「あ…あの…」


「ん?」


艶のある甘い声に大学時代を思い出せ


こんな遊びは良くやっただろうと自分に喝を入れるけど


前振りもなくてのこの展開に


勘違いしちゃダメ勘違いしちゃダメと


必死にブレーキをかけるのが精一杯。






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