【完】 Squall ~いくつもの恋をして~
「バカな事したと思ってる」
ええ確かにバカで大人げない事だったんじゃないかと思います。
言えるものなら言いたいがまだまだ素面の状態じゃ無理。
「桐谷がkennyだなんて教えなきゃ良かった」
「え?そこ?」
驚いて課長の顔を見れば
頬杖をつきながら私の顔を覗き込んでいて
ドキッとまた心臓が早鐘を打ち始めた。
心臓の音が聞こえちゃうんじゃないかってぐらいドキドキして
それが恥ずかしくて顔が赤くなっているんじゃないかと思う。
うす暗い照明なのがありがたい。
そんな顔を見られたくないから
何となく反対側のキャンドルを見つめていると
私の顎に手をあてて課長の方へと向けさせる。