【完】 Squall ~いくつもの恋をして~
「相当やばいね」
「俺のヒアリングが間違いじゃなきゃお前浮気されてんぞ。いやあさりが浮気相手か?」
「傷口に塩をぬってくれるな」
「あさり、無理に笑うな。気持ち悪い顔になってんぞ」
一緒にいたのがみやちで良かったよ。
最高にいいやつだよね。みやち。
知らない間に涙がポトポトとテーブルに落ちて
「俺が手を拭いたおしぼりだ」ってみやちが私に差し出すから
「みやちの愛情、しかと受けとった」
普段なら汚なーいって絶対に使わないのに
そのおしぼりを目にあてて泣いた。
残酷な惨状を避けるためにも今出るか…
ぶつぶつ言ってたみやちが私の肩をポンと叩き
「あさり、かっこいい女貫けよ。出るぞ」
私も頷きバッグを持って立ちあがった。