【完】 Squall ~いくつもの恋をして~
どうりでみやちからは、今何してる?ってメールが頻繁だったわけだ。
クスクスと笑っている私に
「疑いは、晴れた?」
「ごめんなさい」と告げれば
これであいこだな。って懐かしい勘違いを思い出させる。
「良かった。ほんと悲しかった」
「電話しなくて悪かったな。宮川と一緒だから安心してた。連絡すれば嫉妬って笑われると思ったのもある」
クスッと笑う課長。
「私も邪魔したら悪いと思って連絡しなかったから同じだわ」
同じように私もクスッと笑い
課長の背中に腕を回せば
「仲直りのキスは理沙から」
少し屈んでくれた課長に
I love you の言葉とともにそっと唇を重ねた。
「それじゃあんまり許せないな」
うってかわって強気な課長。
それも全部愛しくていつもと逆に私が課長を挑発していく。
すべりこませた舌を優しく絡めもっと愛して
もっと愛してと誘惑を繰り返す。
こういう事なら責められるのも悪くないとニヤリと笑い
手を繋ぐと俺、泊まれる?って楽しそう。
課長どころか私も泊まれるかわからない…。
ホテルが決まっていないと告げればみやちなみの溜息で
スマホを見ながらホテル選び。
平日だから空室もあり無事に今夜のお宿も確保。
チェックインの時ですら繋いだ手は離せなかった。