【完】 Squall ~いくつもの恋をして~
動きの止まった私に頭上からまたクスッと笑い声。
「ほら」
いとも簡単に私の服を脱がせ
どうぞとばかりに後頭部をそっと押して
課長の肌に近づける。
肌と肌が触れ合うことがこんなにも気持ちのいいものかと
羞恥というタカの外れた私は本能のままに吸い寄せられる。
唇を落とし舌で這い束縛の印をつけたくなるのがよくわかる。
怒られないかと上目使いで顔いろを確認しながら
いつもよりちょっと強く課長の身体に吸いついた。
おかしい。
うまくつかない。
何度が繰り返すけれど思い通りの跡がつかない。
フッと3度目の笑い声で私は組敷かれ
チュッと吸いつかれれば絶対ついたと見なくてもわかる。
首筋に胸に同じように少し強い感触が伝わったのに
今度は課長の動きがぴたりと止まった。