【完】 Squall ~いくつもの恋をして~
話した感じでは、課長の日本語も日常会話には問題がなさそうだ。
日本人なのだから当たり前のようだが、当り前ではない生活をしてきている。
使用頻度の差であって、忘れはしないけれど咄嗟の時には出てこない。
MBAまで取得している人だから、私と違って
会話だけではなく日本語の読み書きも問題がないのかもしれない。
漢字という私にとっても恐ろしい敵も課長には何でもないのか…。
そんな事を思いながらふと横を見ればそこにいるのは当然みやち。
私とみやちのデスクは確かに並んでいる。
けれど私の右側とみやちの左側には大先輩のデスク。
前も後ろも先輩だらけ。
他の生贄の3人も同じ環境。
「わからなきゃどこへでも聞けよ」
右隣の中村先輩がその言葉とともに
ドサリと私とみやちのデスクに資料を置いた。