【完】 Squall ~いくつもの恋をして~
その量に思わずギョッと身体が反る
「読み込んでまとめて資料作成頼む。俺はこっちの英文と戦わなきゃならねぇからな」
中村先輩のデスクには英文で書かれた資料の山。
「そっちの方がいいな…」
小さい声で呟くと
「あぁ、浅木はボストンからだっけ」
嬉しそうな中村先輩の声。
「何だそうかそうか」
中村先輩はとっても嬉しそうに私のデスクの資料と交換してくれた。
「英語が出来ないわけじゃないんだぞ」
念を押すように言ってから
「見慣れた文字の方が読みやすいんだよな」
「わかります。日本語は漢字とかあると怯みます。脳内変換どころじゃないんです」
「助け合いが出来そうだな」
「頑張ります」