【完】 Squall ~いくつもの恋をして~
「入社式にはいないからどこ行った?うちを蹴ったのか?ってがっかりした」
「日本に飛ばされたわよ」
「だけど日本で会えた」
課長の言葉に笑顔で頷いた。
「理沙はまったく記憶にもなかったようだけどな。悔しいから絶対に言わねぇと思ったよ」
「いや、だって緊張してるのよ。担当の人の名前しか憶えてないよ」
「誰だった?」
「Mr.BRIAN CROWとMs. EMMA COLLINS」
その名前を出したとき一瞬眉を潜めた。
不仲なのだろうか、EMMAが恋人だったのだろうか。
だけど課長が口にしたのは
BRIANの英語はなまりがすごいだろうとか、EMMAはもの凄い酒豪だとか
笑える話ばかりでとても懐かしそうに話し続けた。
自分が異動になるなんて夢にも思っていなかった。
同僚たちは日本に里帰りできて良かったな。おめでとうまで言われたそうだが
ご両親は今はTAILAND
お姉さんは結婚してLAで暮らしているから日本には飛行機で行くほど遠いところに祖母だけって説明したら、シーンとされて
頑張れって励まされた後、アメリカは日本より広い。
日本ならきっと近く感じるって笑って送りだしてくれたそうだ。