【完】 Squall ~いくつもの恋をして~
「どうした」
あまりに笑っていたからか課長が歩いてきた。
「すみません。つい、英文で入力してました」
謝罪するとまたメガネの奥の瞳が優しく笑い
「俺も浅木も慣れるしかない。郷に入っては郷に従えだそうだ」
「はい」
返事をしたけれど不可解な顔だったんだろう。
課長が笑いながら
「When in Rome do as the Romans do」
あぁ…。
私は小さく頭を下げた。
その後で
「課長?もしかして和文は速度落ちます?」
笑いながら聞けば
「急ブレーキをかけたように減速するな」
その言葉にまた両側から大きな笑い声が響いた。