【完】 Squall ~いくつもの恋をして~
「みやち…。私生きてる?」
わざわざ目視で確認するみやち。
「おう。生体反応ありだ。」
「嘘…私ってすごい。」
「Kenny見ろKenny。」
「そうだ。Kenny 私に力を~。」
スマホから写真を取り出し眺めること数秒。
「フル充電完了しやした。」
「お前って幸せな。」
「美紅ちゃんの写真もってきなよ。」
「俺はお前みたいにイカレてねぇんだよ。」
「あんたの初恋は偽物だ。」
会話をしてるが意味はない。
頭でいちいち考えていたら、仕事の処理が追いつかない。
私の頭の中に余分な事が入る隙間がまったく存在しないんだ。
だけど、毎日隣に座っていたみやちと私は
言葉を吐き出すだけで人が聞けば立派な会話だ。
これも何度も何度も繰り返されてきた会話だからであろう。