【完】 Squall ~いくつもの恋をして~
それから、長い足をもてあますかのように優雅に組んで英字新聞を読んでいる姿を何度か見かけた事がある。
課長のいるその空間だけがフォトグラフのようだ。
日本語の新聞を読めるようになったら素晴らしいと1人笑ってしまうのは秘密。
それでも少しだけ早く出勤した日のお楽しみだ。
最初はデスクの前でしていたけれど日本のオフィスは狭い。
すぐ後に壁があるから椅子を大きく後へ引けず、
机に足をぶつけては
「ouch!」という小さな悲鳴を聞いていた。
椅子も私たちのものとは違うけれど
それでもボストンの役職ある人のものと比べたらもっと実用的な事務専用の椅子のようなものだ。
最近はわざわざデスクの横まで椅子を出して存分にその長い足を優雅に組んでいる。
私がやってみたいポーズの1つだ。
いつかはあんな風に優雅に足を組んで新聞を読んでみたいと思う私は、
やっぱりみやちのいう通り普通の女の子じゃないのかもしれない。